表 裏
学生の皆さんへ
裏井 紳介 -代表取締役会長-
「頑張る」人間から「気張る」人間へ 今の時代に求められる人物像とは

京都では「きばる」と言う言葉を日常的に使います。漢字で表現すれば「気張る」と書きます。例えば励ます時は「きばってるか!?」と声をかけます。ニュアンス的には「頑張ってるか!?」と極めて近い意味です。
では「頑張る」とは何が違うのでしょうか?
「頑張る」とは汗を流して必死で働き努力をする様子です。対象は自分一人ですから、時には空回りすることもしばしばです。自己中心的と言えるかもしれません。「頑張る」と成果が出てなくても満足感を得てしまいます。
一方「気張る」にはアンテナを張って周囲へ気を配り、自分のなすべきことを理解して行動が出来る、そんな意味があると思います。

例えばビジネスにおいて周囲への気配りが出来る「気張る」人間は、優秀な情報発信基地になります。お客様一人一人に対して的確な情報をお届けする、それでいて自分の個性をしっかりと主張します。
そんな努力を積み重ねる中で「とりあえずあいつに相談してみるか!」とお客様にそう言っていただけたら最高ですね。

「頑張る」よりも「気張る」、今の時代にはこの様な人間が求められていると思います。
みなさま一人一人が「気張る」ことのできる若者となれるよう心から切望いたします。